2022年夏にかけて増えた新型コロナとインフルエンザ。立川市ではインフルエンザで6月に学年閉鎖が行われるほどでした。
新型コロナも落ち着いたり増加したりで、まだ予断を許さない状況ですが、現在冬を迎えているオーストラリアですが、日本と同様直近2年はほとんど流行しなかった季節性インフルエンザの患者報告数が増えています。
当院ではインフルエンザの予防接種を開始しています。予防接種専用時間を設けており、風邪症状の診察はこの時間帯に行わないため、ご家族で安心してご来院いただけます。
コロナとインフルエンザは症状を見分けにくいので同時流行は防ぎたいところです。私達も再度気を引き締めて自分にできる感染対策を続けていきましょうね。
新型コロナとインフルエンザの症状
新型コロナとインフルエンザは症状だけで見分けるのはとても難しいです。
症状としてはどちらも、発熱・咳・鼻水、体の節々の痛み、頭痛などがあります。
新型コロナとインフルエンザの予防
インフルエンザもコロナも感染経路が非常によく似ているので、感染対策も同様の対策で十分予防ができると考えられています。
どちらも飛沫感染、接触感染が原因となります。
特に新型コロナウイルスは感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
手指の消毒、手洗いうがい、マスクを着けるなどで感染予防を行いましょう。
またどちらにもワクチンがあるのでワクチン接種も行いましょう。
6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。
自分自身を感染から守るため、自分が感染しても重症化しないため、自分が感染して周りに迷惑をかけないため、周りの大事な人を感染から守るため、ぜひ、ワクチン接種をしましょうね。
新型コロナとインフルエンザの検査について
鼻の奥についている粘膜を取れば1度で新型コロナとインフルエンザの抗原検査が出来るキットもあります。
当院ではその検査のご用意がありますのでぜひご相談ください。
10〜15分程度で結果が出ます。
ご自宅で抗原検査キットを使用する場合は体外診断用医薬品と記載されたキットをご使用ください。
今年の冬は新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行がやってくるかもしれません。
新型コロナウイルスの抗原キットは今のうちに購入しておくのもいいかもしれません。