赤ちゃんは免疫が未発達であるため、免疫力をつけるために予防接種が重要です。
今回は「赤ちゃんの予防接種デビューはいつごろがよい?」「予防接種のスケジュールを知りたい」など予防接種の流れについてご紹介します。
予防接種デビューは生後2カ月を迎えたら
生後2カ月を迎えたら、なるべく早く予防接種を受けましょう。
予防接種の種類やタイミングは、感染症にかかりやすい年齢、かかった場合に重症化しやすい年齢などをもとに決められています。
そのため、赤ちゃんの予防接種が遅くなると、免疫がつくのが遅れ、感染症にかかってしまうリスクが高まります。
生後2か月から予防接種を受け始める必要があるのは、お母さんから赤ちゃんにあげていた免疫の減少や、赤ちゃんがかかりやすい感染症から赤ちゃんを守るためです。
早めに予防接種の流れについて知っておき、接種できる月齢・年齢になればできるだけベストなタイミングで接種できるようスケジュール管理をすることが大切です。
定期接種の場合、予診票が事前に届くので内容をよく読んで理解しておきましょう。
効率のよい接種計画を
赤ちゃんの予防接種回数は半年間で15回以上と種類や回数がとても多く、保護者の方の負担も少なくありません。
その都度赤ちゃんの体調を見ながら、1回1種類ずつ単独で接種していくのは時間も負担もかかります。
日本小児科学会では、ワクチンで予防できる病気から確実に守るためには、必要なワクチンを適切な時期に適切な回数接種することが重要であり、そのためには、日本国内において、同時接種をより一般的な医療行為として行っていく必要があると提言しています。
複数のワクチンを同時に接種することでのワクチンの有用性、ワクチン接種の有害事象、副反応などについては、同時接種と単独接種で異ならないという研究結果が出ており、日本小児科学会では同時接種を推奨しています。
かかりつけのクリニックと相談して、なるべく早く効率よく免疫をつけられるようスケジュールをたてましょう。
推奨予防接種スケジュール
【生後2カ月】
- インフルエンザ菌b型(ヒブ)①
- 肺炎球菌①
- B型肝炎①
- ロタウィルス①
【生後3カ月】
- インフルエンザ菌b型(ヒブ)②
- 肺炎球菌②
- B型肝炎②
- ロタウィルス②
- 4種混合①
【生後4カ月】
- インフルエンザ菌b型(ヒブ)③
- 肺炎球菌③
- ロタウィルス③
- 4種混合②
【生後5~8カ月】
- 4種混合③(生後5カ月で接種)
- BCG(生後5カ月~7カ月の間に接種)
- B型肝炎(①より5カ月以上あける、②より4か月以上あける)
※任意接種 インフルエンザ(生後6カ月より可)
【生後12~23カ月】
- ★肺炎球菌④(生後12~15カ月で接種)
- ★インフルエンザ菌b型(ヒブ)④生後12~17カ月で接種)
- ★4種混合④(生後12~23カ月で接種)
- ★麻疹・風疹①(生後12~23カ月で接種)
- ★水痘①(生後12~15カ月で接種)
※任意接種
★おたふくかぜ①(生後12~15カ月で接種)
★マークは1歳になったらなるべく早く接種しましょう
水痘②(生後18~23カ月で接種)
当院でも定期接種(国や自治体が費用を負担)・任意接種(自己負担)どちらの予防接種にも対応しています。
予防接種は赤ちゃんが病気にならないための大切なものです。
接種できる時期になったらできるだけベストなタイミングで受けましょう。
NES駒沢クリニック小児科の特徴
「日本小児科学会認定 小児科専門医」による診療
当院では、「日本小児科学会認定 小児科専門医」がかかりつけ医として、小児科全般の診療を行っています。
“地域の方々に笑顔や安心を届ける”という理念に基づき、家族や自分の子供を診るように、親身に対応させていただきます。
土曜・祝日も診療
当院は、土曜と祝日も診療しております。
保護者の方のお仕事などの関係で平日の受診が難しい場合も安心して通院できる環境を整えています。
感染外来を設け院内感染を防止
当院では、みなさまに安心して受診していただくために感染外来の時間帯を設け、一般小児外来、予防接種・健診外来と時間的隔離を行っています。
駒沢大学駅から徒歩1分とアクセス至便
東急田園都市線 駒沢大学駅から徒歩約1分とアクセスしやすい便利な立地にあります。
予防接種の相談はNES駒沢クリニックへ
当院では、ワクチンの種類や接種のスケジュールなど保護者の方の不安や疑問にも丁寧に対応しています。
大切なお子さまのワクチンデビューを安心して受けていただけるようサポートさせていただきます。
予防接種や乳幼児健診のご相談だけでなく、小児科全般を幅広く診療しておりますのでお気軽にご相談ください。
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