2022年はインフルエンザが流行するのではないかというお話を以前ブログに記しました。
流行のことや予防については説明したのですが、今回はインフルエンザってそもそもどんな病気というところを書いていきたいと思います。
インフルエンザって何?
インフルエンザとはインフルエンザウイルスの感染により起こる急性の発熱、咳や鼻水などの上気道症状、関節痛など全身の症状を伴う感染症です。日本では冬に流行します。
インフルエンザの症状は?
インフルエンザになったことがある人は経験済みだと思いますが、普通の風邪に比べて症状がかなり強いです。
3日〜5日ほど続く高熱、全身倦怠感、咳、鼻水、吐き気、寒気、関節痛、筋肉痛などが起こります。一部では意識障害や幻覚、異常行動なども認めます。
インフルエンザの潜伏期間や感染経路は?
潜伏期間は平均2日程度です。
感染経路ですが、感染した人の咳や鼻水などを吸い込んで起こる飛沫感染でうつります。
インフルエンザの治療方法は?
基本的には自然に治る病気なので対症療法を行いますが、発症後48時間以内に抗インフルエンザ薬を内服すれば発熱の期間を1日ほど短くできると言われています。
抗インフルエンザ薬には飲み薬と吸入の薬があります。
年齢にあったお薬が必要なので、医療機関を受診した際に相談しましょう。
インフルエンザの合併症は?
インフルエンザには多くの合併症があります。
肺炎、脳炎、中耳炎などが代表的です。
呼吸が苦しい場合は肺炎を、意識状態が悪い場合は脳炎を、耳が痛い場合は中耳炎を疑います。発症してからなかなか熱が下がらない、意識が朦朧としているなど異変を感じたら医療機関を受診してください。
インフルエンザの療養中に気をつけることは
インフルエンザに伴う異常行動が報告されています。自宅療養中はお子さんを一人にせず、必ず大人が見える範囲での観察をお願いします。なんとなくいつもと違う、明らかな異常行動があった場合は必ず医療機関を受診してください。
インフルエンザになったけどいつから学校に行けるの?
インフルエンザになった場合、学校保健安全法により学校を休んだ期間は出席停止の扱いとなります。出席停止期間ですが、発症した後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまでです。
幼児の場合は解熱後3日を経過するまでです。
熱が下がった日によって出席停止期間が変わります。
数え方としては発症日を0日目と数えます。発症日はインフルエンザ様の症状が始まった日です。ややこしいと思いますので受診した際に確認しましょう。
当院ではわかりやすく発症日と登園・登校日を書いた紙をお渡ししているのでぜひ活用ください。
インフルエンザの予防接種の効果はどれくらい?
効果がでるまでは初回のワクチンを接種してから約2週間ほどかかります、その後約5ヶ月ほど効果が持続すると言われています。10月〜12月に接種することをお勧めします。
インフルエンザワクチンの有効性ですが、ワクチンを接種しなかった人が病気にかかるリスクを基準とした場合、接種した人が病気にかかるリスクが相対的にどれだけ減少したかという指標で表します。6歳未満の小児を対象としたある年の研究では発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。
インフルエンザワクチンの副反応は?
比較的頻度の高いものとしては、接種部位の赤み、腫れ、かゆみ、痛みなどがあります。
全身症状としては頭痛、発熱、寒気、倦怠感などがあります。
通常数日で消失します。心配な場合は接種した医療機関で診察を受けましょう。
インフルエンザ予防接種のご案内
当院ではインフルエンザの予防接種を毎日行っています。
平日は16時30分〜17時30分です。
土曜日はご家族皆さんで来ていただけるよう11時〜13時の間で行っています。
当日でも空きがあればご案内できるのでお電話ください。
インフルエンザ予防接種の料金
当院では開院一年目のキャンペーンとして、以下の料金を設定しています。
1回目 | 2回目(当院で1回目の接種を行った方) | |
3歳未満 | 3,200円 | 3,000円 |
3歳以上 | 3,300円 | 3,000円 |
まだ予約枠に余裕がありますのでぜひ接種をご検討ください。
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