子供の発熱外来とは

NES駒沢クリニック(ネス駒沢クリニック)小児科では、他の方に移る可能性がある疾患や発熱があるお子様と、一般外来や予防接種・健診で受診される患者様が接触をしないように、可能な範囲で隔離しながらご案内をするなどの工夫をしています。
また、受診いただいた患者さま同士も可能な範囲で隔離しながらご案内できるように工夫をしています。
子供の発熱外来を受診できる患者様
- 急な37.5度以上の発熱
- 喉の痛み、せき、鼻水などの風邪症状
- 下痢や嘔吐などの胃腸炎が疑われる場合
- 発熱と共に皮疹が出ている場合
- 耳の前や顎下の腫れや痛み
- 新型コロナ感染が疑われる場合
- 37.5度以上且つ学校や、幼稚園にコロナの疑いの方がいる場合
※同居者が新型コロナウイルス陽性の場合は、電話診療とさせていただきます。
発熱外来で行える検査
院内血液検査
少量の血液で炎症反応がわかる機械を院内に導入しています。
院内抗原検査
インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス(抗原)、アデノウイルス、B群溶血性連鎖球菌(溶連菌)、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス
院外各種検査
血液検査、尿検査、マイコプラズマウイルス、ロタウイルス、ノロウイルス、新型コロナウイルス検査(PCR検査)、細菌培養を行っています。
診察内容
まずはじめに、熱の推移や症状について詳しくお伺いします。(Web問診で事前に入力していただくと診察がスムーズです。)また、同居のご家族様や保育園、幼稚園、学校での感染症の流行状況をお伺いします。
お伺いした情報をもとに詳しく身体診察を行い、診察所見、症状、発熱日数やお子様の全身状態により、必要に応じて各種ウイルス検査や血液検査などをご提案させていただきます。
重篤な感染症が疑われる場合には、入院可能な近隣の高次医療機関へご紹介させていただく場合もあります。
診察時に持参していただくもの
必ず持参していただくもの
- 健康保険証
(月が変わりましたら再度提示をお願い致します。) - 医療証
持参していただきたいもの
- 母子手帳
- お薬手帳
- 紹介状(ある場合のみ)
受診・ご予約方法
Web予約かお電話(TEL 03-6450-7730)で診察のご予約ください
注意事項
- 海外渡航後に発熱した患者様
- 周囲に水痘、麻疹、結核など空気感染するおそれのある感染症が流行している、あるいはその感染者と接触があった患者様
上記に該当する患者様は個別に対応が必要となります。ご来院いただく前に当院までお電話でご一報いただくようお願いいたします。
よくある質問
- こどもにどれくらいの熱が出たら受診すれば良いですか?
- お子様は体温37.5度までが平熱ですが、何度になったら受診すれば良いか明確な基準はなく、少しでもご家族様に不安な気持ちがあればいつでもご相談ください。
- 解熱薬をもらったのですが全然効きません。どうしたら良いですか?
- お洋服を着込んでいる場合には薄着にしてあげましょう。特に、小さなお子様は体に熱がこもりやすいので、室温が適正な環境であれば肌着一枚の薄着にしてください。
それでも熱が下がらない場合には、タオルなどで包んだ保冷剤や氷を、首、わきの下、背中や鼠径部などに当てると体温が下がりやすくなります。ただし、保冷剤や氷を使用する際は、長時間同じ箇所を冷却すると凍傷の原因になりますので、こまめに観察するなど十分ご注意ください。
また、お熱があってもお子様が普段と変わらない様子であればご心配は不要です。発熱が持続して、ぐったりして元気がなくなってしまう場合には当院を含む近隣の医療機関へご相談ください。
- 風邪の症状がなかなかよくなりません、抗生物質を処方してほしいです。
- 小児の発熱は、ウイルス感染症(いわゆる風邪)が原因であることがほとんどです。ウイルスに抗菌薬(抗生物質)は効きません。効果がないだけでなく、必要のない抗菌薬投与が耐性菌(抗菌薬が効きにくい細菌)を生み出す原因になっていることが、世界中で大きな問題となっています。
当院では医師が必要と判断した場合にのみ抗菌薬を処方いたします。ご理解、ご協力をお願いいたします。
残念ながら風邪のウイルスに対する特効薬はありませんが、お子様の辛い症状を和らげるためのお薬を適切に処方いたします。